鍼灸治療について

治療をお受けになる前に・・・
Q:どんな治療をするのですか?

A:
身体のいくつかの部分に対して「はり」または「きゅう」をすることによって、体のバランスを整える治療をしていきます。
少し難しい言葉になりますが、具体的には下記のような治療法がございます。
 
1.単刺術(たんしじゅつ):鍼を刺入してすぐに抜鍼(抜く)する治療法

2.置鍼術(ちしんじゅつ):鍼を刺入して10分~20分程度そのままにしておく治療

3.揉撚術(じゅうねんじゅつ):鍼の刺す前と抜鍼後に軽く揉んで治療の補助にします。

4.皮内鍼(ひないしん):皮膚の直下に小さな鍼を皮膚に並行に刺入し絆創膏で三重に止めておく治療法→無痛で存在感がないもので1~3週間そのままにしておきますが、万一痛んだり、絆創膏が痒くなった時は絆創膏を外せば鍼も一緒に取れますのでご心配には及びません。

5.通電療法(つうでんりょうほう):置鍼の鍼に1~4v程度の極弱い電流を流す治療法→鍼麻酔で有名になる。

6.灸治療(きゅうちりょう):喘息、アトピー、アレルギー疾患や炎症性疾患等に対して鍼治療と併用。

7.耳鍼治療(じしんちりょう):医学的に肥満が問題となる方に痩身療法として用いる療法。

8.吸角療法(きゅうかくりょうほう):風邪や咳が止まらない人に、昔から世界中で行われている治療法。

【治療対象部位】 実際に「はり」や「きゅう」で治療する部分には下記の通りです。
1. 東洋医学的:ツボの流れである経絡のバランスを調整する治療で主に手足に治療します。
2. 全身調整:腹部や背部等の全身のツボを触診で判断して治療します。
3. 痛いところに対する治療:圧痛や炎症がある場所や筋肉が緊張している場所に刺鍼します。

Q:杏林堂の鍼治療は痛くないですか?

A:
まったく無痛というわけにはいきませんが、常に清潔な鍼(使い捨て)を用いていることや、技術により無痛なことが多いようです。患者さんも「えっ、いま鍼が入ったのですか?」と驚くことがあります。

Q:お灸は熱くないですか?痕は残るのでしょうか?

A:
灸治療は、喘息、アトピー、アレルギー疾患に有効な治療法です。灸の痕がついて美容的な面を心配する方も多いのですが、杏林堂の灸治療は技術的にも優れた者しか行わないので、ほとんど痕がつきません。医学的にはもちろんのこと、美容的にも全く問題はありません。

Q:何を診断しているのでしょうか?

A:
東洋医学では、問診だけでなく視診や触診を重要視します。視診は望診といい、顔や皮膚の色艶を診て、病気の重篤度を診断します。触診は脈を診たり、お腹や背中の状態を診る診断法です。これらを総合して、病気を把握し治療するツボや治療法を決めます。
病気を把握するため、杏林堂では問診表を始め身体全体のことをお聞きします。
例えば腰痛でいらしても、食欲、睡眠、生理の状態、一見腰痛に関係なさそうなことまでお聞きします。腰痛は筋疲労、ストレスや内臓の異常等、種々の原因が絡み合って起きるものです。特に東洋医学では悪い所だけでなく全身の状態を診て病態を把握します。ですから、何でも仰って下さる方のがより良く病態を把握できますし、治療効果も良いと考えております。

Q:プライバシーは守られるのでしょうか?

A:
ご安心ください。
法律でも秘密保持が義務づけられております。治療家として当然のことです。

Q:鍼灸治療は副作用や危険はないのでしょうか?

A:
○副作用について

ご心配に及びません。初めての方ですと、治療後に怠くなったり、眠くなることがあります。これは初めて治療を受けるプレッシャーから生じるもので、治療に慣れてくると全く感じなくなります。もちろん医学的にも問題は全くありません。また、初めての方ですと鍼がまだ入っているような感覚が残ることもありますが、これも同様に問題ありません。

○危険について

・気胸
鍼治療での気胸は、プロ野球のM投手で有名になりましたが、未熟な治療家が行えば気胸を起こす恐れはあります。ただし、痛みは2日~3日で無くなり損傷も非常に軽微です。M投手は他の障害の治療とトレーニングに一ヶ月半も要したのであって、気胸の治療にそれだけかかったわけではありません。
また、鍼は非常に細いものなので心臓や胃腸や血管を損傷したり、心臓麻痺を起こすということは不可能です。しょうと思ってもできません。肺だけが例外です。もちろん必殺仕事人のようなこともできません。

・折鍼(鍼が折ること)
鍼が折れて身体に入って行かないか心配なさる方がいますが、杏林堂では全て新しい使い捨て鍼を使用しているのでその恐れは全くありません。また、もし意図的に折っても鍼が身体の中を巡ることは医学的に有り得ません。→そこに留まるか外に出ていきます。

・AIDS等の感染
杏林堂では使い捨て鍼を使用しておりますので、AIDSウイルスやB型肝炎ウイルス等の感染の問題は全くありません。
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ディスポーザブル(使い捨て鍼)
エチレンオキサイトガス滅菌済み

Q:その他に、鍼灸治療の危険性や副作用がありましたら教えてください。

A:
鍼の響き:

副作用ではありませんが、鍼を身体に刺入すると、時にズウ~ンという響きが伝わることがあります。これは鍼が効いている証拠です。(響きがなくても効いています。)

内出血:

動脈や静脈のような太い血管は弾力があって鍼を刺そうにも刺すことが不可能ですが、細い血管や微小循環の血管は傷つけて出血することがあります。しかし、杏林堂では非常に細い鍼を使用しているのでその確率は非常に低くなっています。また、もし内出血をしても医学的には全く問題ありません。美容的にも、細い鍼故に出血部位が小さいので分かりにくく問題もありませし、それも一週間程度で完全に消えます。