<不妊症と鍼灸治療-2(絶対に出来ないと言われた子供ができた)>

<不妊症と鍼灸治療-2(絶対に出来ないと言われた子供ができた)>

<太陽が西から出ることはあっても、君には子供はできない>

 この言葉は、当院の元スタッフ(Aさん)が産婦人科の医師から浴びせられた言葉です。いわゆるドクハラです。医師は病院内で天皇であり、お金を払う側の患者さんが有難うという立場ですから怖いものがないのか相手を気遣うことのできない人が多いようです。
 私も何十年も前ですが、伊豆で自転車で転倒して小田原の病院で診察を受けた際に「何ともない」と言われましたが、前に歩くことができないで後ろ向きしか歩けないことを申し上げたら、ほぼ同じ年齢の若い医師から「お前の根性が曲がっているからだ」と言われたことがあります。次の日に東京の病院で診察を受けたら三か所も骨折していたのでした。医師は己が誤診しているかもしれないなどとはつゆ思わないのでしょう。腹が立つのを通り越して可哀想になります。

<高プロラクチン血症だった>

 Aさんは妊娠もしてないのに乳が出る高プロラクチン血症でした。プロラクチンは性腺抑制作用があり、妊娠を(特に授乳中の)防ぐ働きがあるホルモンですので、それがたくさん出るということは妊娠できない、ということになり医師のいうことはその部分は正しいことになります。
 しかし、高プロラクチン血症が治れば妊娠できるわけですが、西洋医学には治す方法がなかったということだったのです。
 実はAさんは優秀なスタッフで、私の後継者にしようと思って程だったので「子供ができない」と聞いた時には内心「しめしめ」と思っていたのは事実です。しかし、新婚1年目のAさんにとっては大変なショックで落ち込みもすごかったことと、私も対抗意識が出て「そこまで言うなら妊娠させてやろう」という気になりました。実際に失敗例もありますが、多くの方を妊娠させている実績もあるので多分大丈夫だろうという気持ちもありました。

<たった1か月で懐妊した>

 そこで、週3~5回の鍼治療と毎日自分で施灸した結果、2か月後に妊娠していることが判明しました。その時に週齢4週だったので、たった1か月で懐妊したということになります。私は半年は最低かかると思っていたのですが、拍子抜けになるとともに鍼治療の素晴らしさをいまさらのように思い知らされました。
 というのは、患者さんに治療を行う場合には毎日の施灸や週3回以上の鍼治療をすることはほとんどないので(それほど暇な方は少ない)、週1~2回の鍼と灸の治療がほとんどだったからです。多くの回数を行うことで効果を倍増・数倍増にできるということを改めて知らされました。
 妊娠をした後、安産の灸をすえて安定したのち無事出産し、今は大学生になっていますし、次のお子さんは特に治療をすることなく生まれてすくすく育ってます。
 次は産婦人科医が太陽を西から出す番ですが・・・ 続く

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