今週のお花(カーネーション・セロシア・ケイトウ・モカラ・サンデリー・ゴッドセフィアナ)

花材:カーネーション・セロシア・ケイトウ・モカラ・サンデリー・ゴッドセフィアナ

28.8.22 セロシア

今週は「カーネーション」です。5月の第2日曜日にお母さんに贈る花として知らない人はいないのではないでしょうか。フリルのような花弁が幾重にも重なって、豪華に見えるけど可憐さもあり、お値段もお手ごろなので使いやすいお花ですね。

カーネーションは古代ギリシャ時代にはすでに栽培されていたそうです。16世紀頃にはイギリスで改良がはじまり、現在に至るまで世界各地で様々な品種改良が成されています。

今では色んな色があって、複色のものもりますし、花の大きさも大きい一輪咲きのものから小さいスプレー咲きのものまで様々。一見するとカーネーションとわからないようなものまであります。今回いただいた濃紫色のカーネーションも珍しいですね。

カーネーションは学名をDianthus caryophyllusといい、ナデシコ科ナデシコ(ダイアンサス)属の多年草です。カーネーションの名の由来にはいくつかの説があります。原種の花の色が濃いピンクであったことから、ラテン語で肉色を意味する「カルニス(Carneus)」を古語とする「carnation」が名前の由来になったとする説もあれば、カーネーションはイギリスで冠を飾る花として利用されており、「戴冠式の花(=coronation flower)」に因むとする説もあります。

日本には江戸時代初期にオランダから入ってきたのがはじめとされます。和名では「オランダ石竹(せきちく)」と名付けられています。また、園芸ではカーネーションだけで一分野が確立されていますが、本来はナデシコの仲間で、別名として「ジャコウナデシコ(麝香撫子)」という名もつけられています。

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