下図は肥満と死亡率を表したものですが、女性の場合理想とする体型はやや痩せで、実は死亡率は小太りより高いというということを表してます。BMIでいうと20.5~26の範囲が最も死亡率が低いという結果で、BMIが26を超えると幾何級数的に死亡率は高くなります。
しかしながら、これはあくまでも体重の平均であって、脂肪が沢山付いているのか、筋肉を中心とする除脂肪体重が多いのかについては言及されてません。種々の研究からある程度の脂肪は必要であっても当然ながら除脂肪体重が多い方が健康度は高いことがわかっています。そして、単なる寿命ではなく、要介護にならない自立できて、活動的な健康寿命も当然除脂肪体重が多い方が長いのです。筋肉が亡く脂肪ばかりですと、膝・腰などに負担がかかり歩くのが困難になる、ロコモーティブシンドローム(ロコモ)になっては寿命が長いといっても楽しくはありません。ですから、今痩せている人が、太った方が寿命が長いといって只ひたすらに過食してはロコモはもちろん糖尿病一直線です。運動しながら太っていくのが理想的です。
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