今週のお花(ソングオブインディア・カンガルーポー・カラー・ガマ・トルコキキョウ・レザーファン)

花材:ソングオブインディア・カンガルーポー・カラー・ガマ・トルコキキョウ・レザーファン

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今週は「ソング オブ インディア」に注目します。どんな野性味あふれるお花だろうと思いましたが、葉を楽しむタイプの植物でした。

ソング オブ インディアは学名をDracaena reflexa ‘Song of India’といい、リュウゼツラン科ドラセナ属の常緑低木です。

ドラセナは日本でよく出回っている観葉植物のひとつで熱帯アジア・熱帯アフリカに約50種類ほどの品種があり、姿形や大きさは様々あります。ドラセナの仲間で最もポピュラーなのは、ギニア、ナイジェリア、エチオピア原産の大型種「マッサンゲアーナ」という品種です。正確には「ドラセナ・フラグランス・マッサンゲアーナ(D. fragrans cv. Massangeana)」と言って、一般には「幸福の木」という名前で広く出回っています。

杏林堂で度々いただいている濃い緑の卵形の葉に黄白色の細かい斑点がある「ゴッドセフィアナ」も、正式名称は「D. surculosa(ドラセナ・スクロサ)」と言って、ドラセナの仲間です。

今回のソングオブインディアもそんなドラセナの一品種です。インド、モーリシャス、マダガスカル原産の大型種「ドラセナ・レフレクサ(D. reflexa)」から改良された園芸品種で、日本では鉢植えの観葉植物として親しまれています。

野生種であるレフレクサは笹のような細長い葉でやや濃い緑色一色ですが、園芸品種のソングオブインディアでは葉の縁が黄色く彩られているのが特徴です。また、幹の根元から先端まで落葉せずに葉が付いているものと、先端だけ葉がたくさん付いていて幹の部分が露出しているものの2つのタイプがあり、一見違う品種に見えますが、どちらも同じソングオブインディアです。

レフレクサの園芸品種には、同じような葉のソングオブジャマイカという品種もあります。インディアの葉が黄色く縁取られているのに対して、ジャマイカはストライプのラインが葉の中央に入ります。これが見分けるポイントだそうです。

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