今週のお花(コワニー・マーガレット・ツゲ・雪柳・デコラマム・ヒペリカム)

花材:コワニー・マーガレット・ツゲ・雪柳・デコラマム・ヒペリカム

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 今週は「コワニー」というお花をいただきました。ヒョロ~と伸びた茎の頂部に20~30個くらいでしょうか、真っ白い小さなお花が傘形に咲きます。お花屋さんなどでは「コワニー」とか「アリウム・コアニー」と呼ばれていますが、学名はAllium neapolitanumと言い、こちらの「アリウム・ネアポリタヌム」の名前で出回っていることもあるようです。

 コワニーはネギ科アリウム(ネギ)属に属する球根植物です。(※以前はユリ科に分類されていたようです)属名のアリウムはラテン語の「におい」、ラテン古語の「ニンニク・ニラ」に由来すると言われていて、約700種の野生種があるとされるアリウム属の仲間には、ニンンイク・ニラ・ネギ・タマネギ・ワケギ・ラッキョウなどがあります。その中で、ニラの花はコワニーによく似ていますよね。英名では「Bride’s Onion(=花嫁のタマネギ)」と言うのだそうです。

DSCN2006←コワニSONY DSC←ニラ

このようにアリウム属は野菜・香辛料・生薬など食用に栽培されるものが多いようですが、その中で花を鑑賞する目的で栽培される観賞植物のことを「アリウム」と呼んでいるそうです。観賞用アリウムでは、「アリウム・ギカンチウム(Allium giganteum)」が有名で、紫色の大きなネギ坊主と言えば、あぁ~あれかぁと思いだす方も多いのではないでしょうか。

 img_20090622T072457671←ギガンチウム

アリウム属は、葉のない長い茎とその頂部に傘形または球状の花序がつくものが多く、そのユニークな姿は他の草花にはない特徴です。また、ご紹介した仲間を見ておわかりの通り、アリウム属には匂い(“香り”ではなく“匂い”です)の強いものが多いのですが、中には匂いのないものや、匂いがあってもあまり気にならないものもあるので、そういった種類のものを切花や花壇用に利用しているそうです。ギカンチウムなどは割と匂いがあるそうで、そのような匂いのある種は、切り花にするとすぐに水が濁って異臭が発生してしまうそうです。コワニーにも多少は匂いがあるそうですが、生けているときには全く気になりませんでしたし、水の濁りもありません。

ちなみにコワニーの花言葉は「無限の悲しみ」「正しい主張」なのだそうです。純白の小さい花は、かわいらしく清廉な印象をうけますので、よくブライダルブーケに使われるそうなのですが、それには「無限の悲しみ」なんて花言葉は似つかわしくないですよね。いつ誰が決めたのかわかりませんが、せっかくきれいなお花につける花言葉なのですから、もっと明るく幸せな言葉にすれば良いでしょうにね。

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