今週のお花(ビバーナムコンパクタ・カラー・ヘリコニア・スプレーカーネーション・レザーファン・キイチゴ)

花材:ビバーナムコンパクタ・カラー・ヘリコニア・スプレーカーネーション・レザーファン・キイチゴ

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今週の注目は「ビバーナムコンパクタ」、オレンジ色の小さく丸い実をつけた枝物です。

4月末頃にも「ビバーナム」をいただいたことがあります。その時は薄い緑色のアジサイに似たお花でした。当時、ビバーナムはスイカズラ科ガマズミ属に属する耐寒性落葉低木で、和名で洋種肝木(ヨウシュカンボク)と呼ばれるものの園芸種あるいは変種で、学名Viburnum opulus Roseum、和名はセイヨウテマリカンボク(西洋手毬肝木)、英名でSnowboll Tree(スノーボールツリー)と呼ばれる種類ではないかと思いますとご紹介したのですが、覚えてらっしゃるでしょうか。

今回のビバーナムコンパクタも同様に、洋種肝木(ヨウシュカンボク)の園芸品種で、正式には「ビバーナム・オプルス‘コンパクツム’Viburnum opulus ‘Compactum’」と言い、4月頃は花が咲く前の薄緑のビバーナムが、5月頃には真っ白な花が咲きアジサイを小さくした雪玉のようなビバーナムが出回ります。そして夏頃からは花が終わった後に丸い実がなったビバーナムがお花屋さんで見られるようになり、8~9月にかけてだんだんと実の色が緑からオレンジ、赤に色付いた物が見られるようになります。今の時期には緑・オレンジ・赤の実が混在したものが見られ、夏から秋の移り変わりを感じさせてくれます。真っ赤に熟した実は、サクランボのようなツヤがあって、アレンジメントに加えると可愛いらしさと華やかさを表現してくれます。

更に秋が深まると、今度は葉が紅葉して黄色・オレンジ・赤と見事なグラデーションを見せてくれるそうです。それもまた楽しみですね。

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