今週のお花(アルストロメリア・ミモザ・マム・スプレーマム・スプレーカーネーション・トルコキキョウ・ドラセナ・レザーファン)

花材:アルストロメリア・ミモザ・マム・スプレーマム・スプレーカーネーション・トルコキキョウ・ドラセナ・レザーファン

29.2.6.

[ アルストロメリア ]
科/属 : ユリズイセン科ユリズイセン(アルストロメリア)属
形 態 : 多年草
学 名 : Alstroemeria
原 産 : 南アメリカ(チリを中心にブラジル、ペルー、アルゼンチンなど)
別 名 : 和名「百合水仙(ユリズイセン)」、「夢百合草(ユメユリソウ)」。また、原産地とその花姿から「ペールのユリ」「インカ帝国のユリ」などの異名がある。
その他 : スウェーデンの植物学者アルストロメール(1794年没)の名に由来

[ ミモザ ]
科/属 : マメ科アカシア属
形 態 : 常緑高木
学 名 : Acacia baileyana
原 産 : オーストラリア
別 名 : ギンヨウアカシア、ギンバアカシア
その他 : 本来の「ミモザ(Mimosa)」とは、「オジギソウ(Mimosa pudica)」の学名である。これは黄色い花を咲かせるアカシアがヨーロッパに持ち込まれたとき、その葉がオジギソウ(ミモザ)に似ていたことから「ミモザアカシア」呼ばれるようになり、それが略されて「ミモザ」呼ばれるようなった。ただし、このときの「ミモザアカシア」は、「フサアカシア」である。現在、日本ではギンヨウアカシアやフサアカシアなどのアカシア属の花木の総称として「ミモザ」という名称が使われており、切花で見かける「ミモザ」の多くは、ギンヨウアカシアである。
◆ギンヨウアカシア Acacia baileyana
葉っぱはシルバーっぽくて小さめ。羽根のように細かい葉が付いている羽状複葉が特徴。
◆パールアカシア(シンジュバアカシア) Acacia podalyriifolia
ギンヨウアカシアより少し早い時期に出回る。葉に明らかな違いがあり、花もギンヨウアカシアより少し薄いレモン色をしている。
◆フサアカシア Acacia dealbata
羽状複葉がギンヨウアカシアより大きくて緑色をしている。

[ マム ]=[ 菊(キク) ]
科/属 : キク科キク属
形 態 : 宿根多年草
学 名 : Chrysanthemum
原 産 : 中国
別 名 : 和名「イエギク(家菊)」
その他 : 栽培品種の菊(イエギク)が日本に渡来したのは奈良時代。鎖国体制の終焉と共に欧米に渡り、19世紀後半からヨーロッパで品種改良が進んだ。日本で品種改良された和ギクに対して、これらを洋ギクと呼ぶ。1940年代にはアメリカでスプレー菊が作られた。
咲き方には、ピンポン咲き・ポンポン咲き・デコラ咲き・スパイダー咲き・一重咲き・スプーン咲きなどがある。

[ スプレーマム ]
科/属 : キク科クリサンテマム(キク)属
形 態 : 耐寒性多年草
学 名 : Chrysanthemum×morifolium
原 産 : アメリカ

[ トルコキキョウ ]
科/属 : リンドウ科トルコギキョウ(ユーストマ)属
形 態 : 一年草  
学 名 : Eustoma
原 産 : 北アメリカ南西部から南部、メキシコ、南アメリカ北部
別 名 :「ユーストマ」「リシアンサス」

[ ドラセナ ]=正しくはコルディリネ・フルティコサ 
科/属 : キジカクシ科センネンボク(コルジリネ)属 ※リュウケツジュ科、リュウゼツラン科で分類される場合もある
形 態 : 常緑低木
学 名 : Cordyline fruticose(旧学名:Cordyline terminalis)
原 産 : 東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド
別 名 : 和名「センネンボク(千年木)」、英名「ツリー・オブ・キング」
その他 : 生花店では「コルジリネ・スノーホワイト」「コーディライン・スノーホワイト」「青ドラセナ」の名で売られる。園芸上、姿が似ているので「ドラセナ」と呼ばれることも多いが誤用である。ドラセナ属とは違い、コルジリネ属は地下部に多肉質の根茎があるのが特徴。

[ レザーファン ]
科/属 : オシダ科ルモーラ属
形 態 : 常緑多年草シダ植物
学 名 : Rumohra adiantiformis
原 産 : 南半球熱帯~温帯地域
別 名 :「レザーリーフファン」

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