今週のお花(ユリ・スプレーマム・スナップ・ヒペリカム・ハラン・ゴッドセフィアナ)

花材:ユリ・スプレーマム・スナップ・ヒペリカム・ハラン・ゴッドセフィアナ

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[ ユリ(百合) ]
科/属 : ユリ科ユリ属
形 態 : 多年草
学 名 : Lilium
原 産 : 北半球のアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどの亜熱帯から温帯、亜寒帯にかけて広く分布
その他 : 野生種は花の姿で主にテッポウユリ亜属(Leucolirion)、ヤマユリ亜属(Archelirion)、スカシユリ亜属(Pseudolilium)、カノコユリ亜属(Martagon)、シノマルタゴン亜属(Sinomartagon)、リリオティプス亜属(Liriotypus)の 6系統(亜属)に分類さる。また、交配して創られた園芸品種は、1964年に英国王立園芸協会が改良の元となった野生種の違いによってアジアティック・ハイブリッド(Division1)、 マルタゴン・ハイブリッド(Division2)、キャンディダム・ハイブリッド(Division3)、アメリカン・ハイブリッド(Division4)、ロンギフローラム・ハイブリッド(Division5)、トランペット・オーレリアン・ハイブリッド(Division6)、オリエンタル・ハイブリッド(Division7)、その他の交配種(Division8)の8グループに、原種とそれらの変種(Division9)を加えて9つに分類することを定めた。

[ スプレーマム ]
科/属 : キク科クリサンテマム(キク)属
形 態 : 耐寒性多年草
学 名 : Chrysanthemum×morifolium
原 産 : アメリカ

[ スナップ ]=キンギョソウ(金魚草)
科/属 : オオバコ科キンギョソウ(アンティリナム)属 ※ゴマノハクサ(胡麻葉草)科で分類することもある
形 態 : 多年草(一年草扱い)
学 名 : Antirrhinum majus
原 産 : 地中海沿岸地方
別 名 : 英名「スナップドラゴン(Snapdragon)」。花屋さんや生産者は略して「スナップ」と呼ぶことが多い。
その他 : 花が金魚のおちょぼ口に似ているとか、波打つような花びらが金魚の尾びれに似ているところから名がついた。英名は蜜蜂が花の中に入って蜜を吸う様子がドラゴンに飲み込まれているように見えることから名付けられた

[ ヒペリカム ]
科/属 : オトギリソウ科オトギリソウ属
形 態 : 半常緑の低木
学 名 : Hypericum
原 産 : ユーラシア大陸の温帯-亜熱帯
別 名 :「小坊主弟切(コボウズオトギリ)」
その他 : お花屋さんで見かけたりアレンジに使われたりしているヒペリカムは、主に実を観賞するヨーロッパの西部から南部原産の「ヒペリカム・アンドロサエマム(H. androsaemum)」という品種。

[ ハラン(葉蘭) ]
科/属 : スズラン亜科ハラン属
形 態 : 常緑多年草
学 名 : Aspidistra elatior
原 産 : 中国南部原産であると言われてきたが、鹿児島大学の迫静男らの研究では九州南部の宇治群島、黒島、諏訪之瀬島が本来の野生地と報告されており、諸説ある。
別 名 : 古名「バラン(馬蘭)」
その他 : 波瀾は笹と同じよう抗菌・防腐作用があるとされ、古くから食品を包むものとして使っていた。現在でも、刺し身や寿司などを盛り付ける器として、また包丁で飾り切りをして料理の仕切りなどに使われたりしている。弁当や刺身に付いてくる「緑色のプラスチックシート(バラン)」はこのハランの葉の飾りつけを模したものである。

[ ゴッドセフィアナ]=「ドラセナ・スクロサ(正式名称)」
科/属 : リュウゼツラン科ドラセナ属
形 態 : 非耐寒性の常緑低木
学 名 : Dracaena surculosa(旧名D. godseffiana)
原 産 : アフリカのギニア
別 名 : 旧名「ドラセナ・ゴッドセフィアナ」、通称名「ゴッド」、 和名「ホシセンネンボク」
その他 : 長寿であることからドラセナ属の仲間の多くには「センネンボク」という和名が付いていて、ゴッドは星のような斑点模様があることからホシセンネンボク

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