今週のお花(レンギョウ・スプレーストック・アルストロメリア・ドラセナ・トルコキキョウ・カーネーション・エリンジューム)

花材:レンギョウ・スプレーストック・アルストロメリア・ドラセナ・トルコキキョウ・カーネーション・エリンジューム

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[ レンギョウ (連翹)]
科/属 : モクセイ科レンギョウ属
形 態 : 低木
学 名 : Forsythia suspensa
原 産 : 日本 中国 朝鮮半島 東ヨーロッパ
別 名 : レンギョウウツギ、古名「イタチグサ(鼬草)」
その他 : レンギョウはおよそ8種の仲間があり、それらを総称してレンギョウと呼ぶが、厳密にはForsythia suspensaのことを言う。日本原産のヤマトレンギョウやショウドシマレンギョウもあるが、花付きが疎らで寂しいので、あまり植えられていない。園芸ではシナレンギョウ、チョウセンレンギョウ、と人工的に掛け合わせて作られたインテルメディアが広く利用されている。
「シナレンンギョウ(F. viridissima)」中国原産で、細長い花びらが特徴。
「チョウセンレンギョウ(F. koreana)」朝鮮半島原産で、シナレンギョウに比べると、花びらはやや幅広い。
「インテルメディア(F. × intermedia)」レンギョウとシナレンギョウを掛け合わせた園芸品種で、ドイツで作られた。洋種レンギョウとも呼ばれる。

[ スプレーストック ]
科/属 : アブラナ科アラセイトウ属
形 態 : 多年草(日本では秋まき一年草として扱うのが一般的)
学 名 : Matthiola incana
原 産 : 南ヨーロッパから北アフリカ広域
別 名 : 和名「アラセイトウ(紫羅欄花)」
その他 : 草姿から枝分かれしにくい「スタンダード系」と枝分かれして側枝に花を付ける「スプレー系」に分けられる。また鉢植えに向く「矮性種(草丈20~30cm)」と切り花用の「高性種(草丈60~80cm)」があり、花には「八重咲き」と「一重咲き」がある。葉の軟毛の有無によって「有毛種(葉色が淡緑色)」と「無毛種(葉色が濃い)」に分けることもある。

[ アルストロメリア ]
科/属 : ユリズイセン科ユリズイセン(アルストロメリア)属
形 態 : 多年草
学 名 : Alstroemeria
原 産 : 南アメリカ(チリを中心にブラジル、ペルー、アルゼンチンなど)
別 名 : 和名「百合水仙(ユリズイセン)」「夢百合草(ユメユリソウ)」。また、原産地とその花姿から「ペールのユリ」「インカ帝国のユリ」などの異名がある。
その他 : スウェーデンの植物学者アルストロメール(1794年没)の名に由来

[ ドラセナ ]=正しくはコルディリネ・フルティコサ 
科/属 : キジカクシ科センネンボク(コルジリネ)属 ※リュウケツジュ科、リュウゼツラン科で分類される場合もある
形 態 : 常緑低木
学 名 : Cordyline fruticose(旧学名:Cordyline terminalis)
原 産 : 東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド
別 名 : 和名「センネンボク(千年木)」、英名「ツリー・オブ・キング」
その他 : 生花店では「コルジリネ・スノーホワイト」「コーディライン・スノーホワイト」「青ドラセナ」の名で売られる。園芸上、姿が似ているので「ドラセナ」と呼ばれることも多いが誤用である。ドラセナ属とは違い、コルジリネ属は地下部に多肉質の根茎があるのが特徴。

[ トルコキキョウ ]
科/属 : リンドウ科トルコギキョウ(ユーストマ)属
形 態 : 一年草  
学 名 : Eustoma
原 産 : 北アメリカ南西部から南部、メキシコ、南アメリカ北部
別 名 :「ユーストマ」「リシアンサス」

[ カーネーション ]
科/属 : ナデシコ科ナデシコ(ダイアンサス)属
形 態 : 多年草
学 名 : Dianthus caryophyllus
原 産 : 南ヨーロッパ、西アジア
別 名 : 和名「オランダ石竹(せきちく)」「ジャコウナデシコ(麝香撫子)」

[ エリンジューム ]
科/属 : セリ科ヒゴタイサイコ(エリンジューム)属
形 態 : 常緑多年(宿根)草
学 名 : Eryngium
原 産 : 世界中
別 名 : 和名「マツカサアザミ(松笠薊)」

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