今週のお花(ベロニカ・スプレーカーネーション・スプレーマム・トルコキキョウ・ヒヤシンス・ドラセナ・ゴットセフィアナ)

花材:ベロニカ・スプレーカーネーション・スプレーマム・トルコキキョウ・ヒヤシンス・ドラセナ・ゴットセフィアナ

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今週は「ベロニカ」に注目してみました。いただいた時、ノゲイトウ(野鶏頭)かな?と思いましたが、全然違いました。似たような見かけなのですけどね。

ベロニカはヨーロッパから北アジアが原産の多年草で、オオバコ科(※旧分類ではゴマノハグサ科に分類されています)、クワガタソウ(ベロニカ)属に属します。ベロニカという名前は、1つの花を指す名前ではなく、オオバコ科クワガタソウ属の総称で、ここに属する花の一般的な呼称だそうです。また、ベロニカを別名ヒメトラノオ(姫虎の尾)とかルリトラノオ(瑠璃虎の尾)などと呼ぶこともあるそうですが、ヒメトラノオは日本原産の別の植物です。ルリトラノオも同じ科の別属で、日本の滋賀県伊吹山山頂付近に生える伊吹山の特産種ですが、姿形がベロニカと非常に似ているので、ベロニカをルリトラノオ属とする説と、本来の学名や名前からクワガタソウ(ベロニカ)属とする説の2つの分類があるようです。ただ、調べてみるとクワガタソウ(ベロニカ)属とするものが多いようなので、ここでもクワガタソウ(ベロニカ)属としました。

ベロニカは北半球の温帯地域に広く分布し、200~300種類ほどがあります。日本にも帰化植物を含めて20種ほどが自生しているそうです。品種によって草丈や草姿が大きく異なり、花の咲き方も全く違います。大きく分けると直立する高性種と地面を匍匐する這い性種があります。直立する種類は、まっすぐに伸びた茎の先に穂状に長さ5~10cmの総状花序として花を咲かせます。今回頂いたベロニカは直立種で、その特徴からするとスピカタ種だろうと思いますが、定かではありません。這い性種は葉の脇に小さな花を一個ずつつけ、絨毯のように地面に広がります。どの種も野草的な雰囲気が強く残るので、自然な風景を庭に再現するような花壇作りには欠かせない植物のひとつです。特に、イギリスでよく見られる塀やフェンスなど境界線に沿って背の低い種類から背の高い植物へと立体的に花を咲かせていくボーダーガーデン(境栽花壇)では、必ずと言って良いほどよく植えられ、高性種の細長い穂が整然と並んで咲き、足元には這い性種のベロニカがグランドカバーとして地面を覆い隠すように広がります。

私が大好きなオオイヌノフグリという花があるのですが、春になると土手一面に咲く青紫色の小さな小さなお花です。あれもオオバコ科クワガタソウ(ベロニカ)属なのだとか。ベロニカの這い性種のひとつ、ということのようですが・・・・・。

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 上の写真の左が今回いただいたベロニカ、右がオオイヌノフグリです。人間の兄弟姉妹でも似ている場合とあまり似ていない場合はありますけど、これが同属だと言われても・・・・・、ここまで違いが大きいと、仲間とは俄かに信じがたいですよねぇ。

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