花材:トルコキキョウ・ミモザ・スプレーストック・ドラセナ・マーガレット・カーネーション・アンスリウム
[ トルコキキョウ ]
科/属 : リンドウ科トルコギキョウ(ユーストマ)属
形 態 : 一年草
学 名 : Eustoma
原 産 : 北アメリカ南西部から南部、メキシコ、南アメリカ北部
別 名 :「ユーストマ」「リシアンサス」
[ ミモザ ]=ギンヨウアカシア、パールアカシア(シンジュバアカシア)、フサアカシア
科/属 : マメ科アカシア属
形 態 : 常緑高木
学 名 : Acacia baileyana(ギンヨウアカシア)、Acacia podalyriifolia(パールアカシア)、Acacia dealbata(フサアカシア)
原 産 : オーストラリア
別 名 : ギンヨウアカシア(ギンバアカシア)、パールアカシア(シンジュバアカシア)、フサアカシア
その他 : 本来の「ミモザ(Mimosa)」とは、「オジギソウ(Mimosa pudica)」の学名である。これは黄色い花を咲かせるアカシアがヨーロッパに持ち込まれたとき、その葉がオジギソウ(ミモザ)に似ていたことから「ミモザアカシア」呼ばれるようになり、それが略されて「ミモザ」呼ばれるようなった。ただし、このときの「ミモザアカシア」は、「フサアカシア」であった。現在、日本ではギンヨウアカシアやフサアカシアなどのアカシア属の花木の総称として「ミモザ」という名称が使われており、切花で見かける「ミモザ」の多くは、ギンヨウアカシアである。
種 類:
◇ギンヨウアカシア
葉っぱはシルバーっぽくて小さめ。羽根のように細かい葉が付いている羽状複葉が特徴。
◇パールアカシア
ギンヨウアカシアより少し早い時期に出回るパールアカシア。葉っぱを見ると、明らかに違いがわかります。黄色い花も、気持ち薄いレモン色。細かい葉っぱがパラパラ落ちないため、ドライにするには優秀なのですが、まだまだギンヨウアカシアほどは出回っていません。ギンヨウアカシアとは違った魅力があるので、ぜひたくさん作られるようになってほしい。
◇フサアカシア
羽状複葉がギンヨウアカシアより大きくて緑色。これが本家の「ミモザアカシア」。最近、たまーに切花市場で見かけるようになってきました。葉っぱはギンヨウアカシアより、くっきり緑色。ドライにしても、葉っぱの存在感が際立ちます。
[ スプレーストック ]
科/属 : アブラナ科アラセイトウ属
形 態 : 多年草(日本では秋まき一年草として扱うのが一般的)
学 名 : Matthiola incana
原 産 : 南ヨーロッパから北アフリカ広域
別 名 : 和名「アラセイトウ(紫羅欄花)」
その他 : 草姿から枝分かれしにくい「スタンダード系」と枝分かれして側枝に花を付ける「スプレー系」に分けられる。また鉢植えに向く「矮性種(草丈20~30cm)」と切り花用の「高性種(草丈60~80cm)」があり、花には「八重咲き」と「一重咲き」がある。葉の軟毛の有無によって「有毛種(葉色が淡緑色)」と「無毛種(葉色が濃い)」に分けることもある。
[ ドラセナ ]=正しくはコルディリネ・フルティコサ
科/属 : キジカクシ科センネンボク(コルジリネ)属 ※リュウケツジュ科、リュウゼツラン科で分類される場合もある
形 態 : 常緑低木
学 名 : Cordyline fruticose(旧学名:Cordyline terminalis)
原 産 : 東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド
別 名 : 和名「センネンボク(千年木)」、英名「ツリー・オブ・キング」
その他 : 生花店では「コルジリネ・スノーホワイト」「コーディライン・スノーホワイト」「青ドラセナ」の名で売られる。園芸上、姿が似ているので「ドラセナ」と呼ばれることも多いが誤用である。ドラセナ属とは違い、コルジリネ属は地下部に多肉質の根茎があるのが特徴。
[ マーガレット ]
科/属 : キク科キク属
形 態 : 多年草
学 名 : Argyranthemum frutescens(=Chrysanthemum frutescens)
原 産 : アフリカのモロッコ沖にあるカナリア諸島
別 名 : 英名「Paris daisy(パリ・デージー)」、和名「モクシュンギク(木春菊)」
その他 : ランスで園芸用に品種改良されたことから、西欧では「Paris daisy(パリ・デージー)」と呼ばれる
[ カーネーション ]
科/属 : ナデシコ科ナデシコ(ダイアンサス)属
形 態 : 多年草
学 名 : Dianthus caryophyllus
原 産 : 南ヨーロッパ、西アジア
別 名 : 和名「オランダ石竹(せきちく)」「ジャコウナデシコ(麝香撫子)」
[ アンスリウム ]
科/属 : サトイモ科アンスリウム(ベニウチワ)属
形 態 : 非耐寒性の常緑多年草
学 名 : Anthurium
原 産 : 熱帯アメリカから西インド諸島
別 名 : 和名「大紅団扇(オオベニウチワ)」、英名「tail flower(尾のような花)」「flamingo flower(フラミンゴのような花)」
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