花材:ギガンジウム・キキョウ・リンドウ・ドラセナ・ゴッドセフィアナ
今週は「ギガンチウム」に注目します。紫色のネギ坊主のようなお花です。
ギガンチウムは、正式には「アリウム・ギガンチウム」と言います。学名はAllium giganteumといい、ネギ科アリウム(ネギ)属に属する球根植物です。(※以前はユリ科に分類されていたようです)
アリウム属はユーラシア、北アフリカ、北アメリカなど北半球に分布し、およそ700種の野生種があると言われています。身近なところでは、タマネギやニンニク、ラッキョ、ネギやワケギなどもアリウム属の仲間だという話は、以前「コワニー」をご紹介した時にも書きましたね。
アリウムという呼称は、時として花を観賞するネギ属の総称として使われます。これらの多くは大変きれいな花を咲かすため、“オーナメンタル・オニオン(=装飾的玉葱)”と呼ばれます。
その中でもひときわ大きな花を付けるのが、中央アジアに自生する「アリウム・ギガンチウム」です。高さが1~1.5mにもなる花茎の先に、紅紫~桃紫色の小花が2000個ほど密集して球状になり、その直径は10㎝を超えます。別名“Giant onion(ジャイアント オニオン)”と呼ばれ、その存在感は圧倒的です。
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