花材:てまり草・ヒメヒマワリ・クルクマ・トルコキキョウ・ゴッドセフィアナ・レザーファン
今週は「てまり草」に注目します。まるで苔かマリモみたいに見えますね。葉物のひとつかと思ったら、フサフサした緑色の鞠(マリ)のような部分は雄しべや雌しべだそうで、花びらが変異したものなのだとか。つまりは花ということなのですが、・・・とても花とは思えませんねぇ。
てまり草は学名をDianthus barbatus L.といい、ナデシコ科ダイアンサス属の一年草です。ナデシコの仲間は世界の広い範囲におよそ300種が分布し、それら様々な種を掛け合わせて作られた園芸品種が数多くあります。多くは毎年花を咲かせる多年草ですが、てまり草は暑さに弱いので、一年草扱いされています。
原産地はヨーロッパですが、なぜかアメリカナデシコという別名が付いています。園芸ではビジョナデシコ(美女撫子)とかヒゲナデシコ(髭撫子)と呼ばれます。
ビジョナデシコは、茎の先端に小さめの花がボール状にまとまって咲くのですが、その花の付け根にヒゲのようなものがあるのでヒゲナデシコとも呼ばれ、今回頂いたてまり草は、ビジョナデシコの園芸品種の1つだそうです。
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