花材:栗・ジニア・アルストロメリア・ドラセナ・アランド・スプレーカーネーション・レモンリーフ
[ クリ(栗) ]
科/属 : ブナ科クリ属
形 態 : 落葉高木
学 名 : Castanea
原 産 : 日本、中国、朝鮮半島、ヨーロッパ、北米
種 類 : 栗には、大きく分けて、和栗、西洋栗、中国栗、アメリカ栗の四種類がある。
◆和栗(Castanea crenata)
日本で流通しているのは、主に日本原産の和栗(ワグリ)と呼ばれる柴栗(シバグリ)の改良品種で、その種類は数十種類から百種類を超えるとも言われている。果実が大きく風味は良いが、甘みはやや少なく、渋皮が剥がれにくく果肉は割れやすいのが特徴。。
◆西洋栗(Castanea sativa)
和栗よりやや小さく、渋皮が剥きやすく果肉がしまっているが、粘り気は少ないのが特徴。
◆中国栗(Castanea mollissima)
甘栗(天津甘栗)と呼ばれ、やや小型で渋皮を剥きやすく、果肉はしまって割れにくいのが特徴。
◆アメリカ栗(Castanea dentata)
別名「アメリカンチェスナット」。渋皮は剥きやすく、果肉は粉質で甘味が多く、クリ属の中でも香気に優れている。木材としても優れた品種だったが、1904年にニューヨークから発生した「焼き枯れ病(胴枯病)」で壊滅。病気に弱く、日本での栽培は困難。現在、市場には殆ど流通していない。
[ ジニア ]
科/属 : キク科ヒャクニチソウ(ジニア)属
形 態 : 一年草
学 名 : Zinnia
原 産 : メキシコを中心に南北アメリカ
別 名 : 和名「ヒャクニチソウ(百日草)」
[ アルストロメリア ]
科/属 : ユリズイセン科ユリズイセン(アルストロメリア)属
形 態 : 多年草
学 名 : Alstroemeria
原 産 : 南アメリカ(チリを中心にブラジル、ペルー、アルゼンチンなど)
別 名 : 和名「百合水仙(ユリズイセン)」「夢百合草(ユメユリソウ)」。また、原産地とその花姿から「ペールのユリ」「インカ帝国のユリ」などの異名がある。
その他 : スウェーデンの植物学者アルストロメール(1794年没)の名に由来
[ ドラセナ ]=正しくはコルディリネ・フルティコサ
科/属 : キジカクシ科センネンボク(コルジリネ)属 ※リュウケツジュ科、リュウゼツラン科で分類される場合もある
形 態 : 常緑低木
学 名 : Cordyline fruticose(旧学名:Cordyline terminalis)
原 産 : 東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド
別 名 : 和名「センネンボク(千年木)」、英名「ツリー・オブ・キング」
その他 : 生花店では「コルジリネ・スノーホワイト」「コーディライン・スノーホワイト」「青ドラセナ」の名で売られる。園芸上、姿が似ているので「ドラセナ」と呼ばれることも多いが誤用である。ドラセナ属とは違い、コルジリネ属は地下部に多肉質の根茎があるのが特徴。
[ アランダ ]=アランド
科/属 : ラン科アランダ属
形 態 : 常緑性多年草
学 名 : Aranda
原 産 : 東南アジア
別 名 : 1930年代に登録されたアラクニス(Arachnis)とバンダ(Vanda)を交配して人工的に育種された蘭。
[ スプレーカーネーション ]
科/属 : ナデシコ科ナデシコ属
形 態 : 多年草
学 名 : Dianthus caryophyllus L.
原 産 : 南ヨーロッパおよび西アジアの地中海沿岸
[ レモンリーフ ]
科/属 : ツツジ科シラタマノキ属
形 態 : 常緑低木
学 名 : Gaultheria shallon
原 産 : 北アメリカ
別 名 :「salal(サラール)」「shallon(シャロン)」「gaultheria(ゴーテリア)」「Gaultheria shallon(ゴーテリア・シャロン)」
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