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悪性疾患の鑑別法の校了と法改正について

 数か月ぶりの投稿ですが、今回をもって51回にわたる悪性疾患の鑑別法は校了しました。
 この原稿は十数年前に数年に亘って医道の日本誌に掲載されたものだったのですが、昨年より(公社)日本鍼灸師会の法改正準備室室長に任命され、按摩マッサージ指圧師はり師きゅう師の法律217号を改正するための改正案作成作業に忙殺されており、投稿することができませんでした。
 ようやく先月、改正案を仲野会長に答申し、法律に該当する7団体で構成する推進協にも提示することができました。少子高齢化、人口減、医療の高度化を目前に、医療費削減は急務であります。鍼灸はドイツ、米国での国家財政を使った大規模研究において、一部の疾患については西洋医学による医療よりも安全性・経済性・有効性に優れていることが証明されました。それによって、欧米では医療費削減の切り札として鍼灸を活用するようになりましたが、日本では自国の伝統医療であるにもかかわらず、そのような動きはありません。
 国民のため、国家のためにも良い方向に法改正をしていきたいと思いますが、高い壁がいくつも存在しております。今後はこのような話なども含めて投稿していきたいと思っております。

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