今週のお花(アンスリウム・ソリダコ・セダム・ケイトウ・カーネーション・入才ラン・ゴット)

花材:アンスリウム・ソリダコ・セダム・ケイトウ・カーネーション・入才ラン・ゴット

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今週のお花、注目は「アンスリウム」です。梅雨明けからこっち酷暑が続いていて、かわいそうにお花もすぐに萎れてしまします。そんなことは百も承知のお花屋さんですから、暑くなってからは、なるべく花持ちの良い、暑さに強い性質の花を用意してくださいます。今週のアンスリウムも熱帯アメリカから西インド諸島の原産なので暑さに強く、花持ちが1ヶ月以上あることから切花として人気があります。

アンスリウムはサトイモ科アンスリウム(ベニウチワ)属に属する非耐寒性の常緑多年草です。アンスリウム属には原種だけでも600種ほどあるといわれ、地面に根を下ろす地生種や、気根という根を茎から出して樹木などに張り付いて生長する着生種があります。形態も種によって様々で、直立性のものや蔓(つる)性のものがあり、園芸用には花を観賞するものの他、葉や実、草姿などを観賞するタイプのものがあります。

アンスリウムといったら、エナメルのような光沢のあるハート形の花が特徴的ですよね。そんな花を楽しむ代表的な種は、「アンスリウム・アンドレアヌム(Anthurium andraeanum)」です。一般的なイメージは真っ赤ですが、今回いただいたようなピンクのものや、他にも淡緑・紫紅色・白・ピンクに緑の縁取りがあるものなど、多くの園芸品種があるそうです。

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ただ、私たちが花だと思っているハート形の部分は、サトイモ科特有の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれるもので、葉っぱが色づいたものなのだとか。本当の花は中央から突き出た尻尾のような部分。これは肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれ、小さな花が寄り集まってくっついています。小さすぎて全く目立ちませんが、これ1つの花には4枚の花びらと4本の雄しべ、1個の雌しべがあります。受粉すると肉穂花序が凸凹に膨らみ、後には白や赤の球状の果実を房状につけます。

アンスリウムは、ギリシア語の「anthos(花)」と「oura(尾)」が語源で「尾っぽのような花」という意味だそうです。和名では花の色形から「大紅団扇(オオベニウチワ)」とか、同属でアンドレアヌムよりやや小型の「アンスリウム・シェルツェリアナム(A. scherzerianum)」は、「紅団扇(ベニウチワ)」と呼ばれます。また英語では「tail flower(尾のような花)」とか、フラミンゴの立ち姿に似ているとして「flamingo flower(フラミンゴのような花)」などと呼ばれています。

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