今週のお花(ゼンマイ・ヒヤシンス・デルフィニューム・ヒマワリ・スプレーストック・サンデリーレザーファン)

花材:ゼンマイ・ヒヤシンス・デルフィニューム・ヒマワリ・スプレーストック・サンデリーレザーファン

ゼンマイ

今週は「ゼンマイ」です。先端がクルクル巻いた木の棒のように見えるのがゼンマイです。

フキノトウ・タラノメ・ワラビ・コゴミなどと共に、てんぷらなどにして食べる春の山菜のひとつにゼンマイもありますよね。ゼンマイはクルクルと渦巻状に巻いた先端部分にガーゼのような綿毛を被った状態で土から顔を出して伸びてきます。私たちが食べているのは春から初夏の頃の、このような出てきたばかりのゼンマイです。

ゼンマイは学名をOsmunda japonicaといい、ゼンマイ科ゼンマイ属の多年生シダ植物です。今回いただいたゼンマイを見て、私たちが食べている渦巻状の部分が育っていくと茶色く硬くなっていくのかな?と思ったのですが違いました。渦巻状の部分の内側には小さい幼葉がくるまれています。成長するにしたがい綿毛が落ちると葉が広がり始めます。それはいわゆる“シダ”の葉です。木の棒のようにはなりません。

では、このゼンマイは?

生け花でゼンマイと呼ばれているのは、実はウラジロなのだそうです。ウラジロはお正月に飾る鏡餅の下に敷かれている裏が白いあの葉っぱの事です。ウラジロは学名をGleichenia japonicaといい、日本の新潟・福島以南、関東以西から南西諸島の照葉樹林帯に分布するウラジロ科ウラジロ属の常緑多年生シダ植物です。その新芽の部分があのクルクルしたもので、生け花で使われているそうです。

なぜ他の植物の名称になっているのに、ウラジロの新芽を“ゼンマイ”と呼ぶのでしょう?

・・・多分ですが、腕時計の中に入っている“ゼンマイばね”のように、平面上の渦巻になっているものを「ぜんまい」と呼びますよね。ですからウラジロの場合も、新芽のクルクル巻いている形状をゼンマイと呼んでいるのでしょう、きっと。

いずれにしても、ややこしいですよね・・・。

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