今週のお花(アイビー・ヘデラベリー・デコラマム・アンスリューム・スプレーカーネーション・マーガレット)

花材:アイビー・ヘデラベリー・デコラマム・アンスリューム・スプレーカーネーション・マーガレット

 DSCN2940

 今週の注目は「アイビー」です。学名はHederaといい、学名そのままにヘデラと呼ばれることも多いようです。

アイビーはウコギ科ヘデラ(キヅタ)属の落葉または常緑の蔓(つる)性樹木です。アイビーと言うより、古い洋館の壁を覆っている蔦(つた)と言った方が、イメージが湧くかもしれませんね。

私がアイビーと聞いて一番に思い浮かべるのは、倉敷の美観地区にあるアイビースクエアです。アイビースクエアは明治時代の倉敷紡績所をそのまま改装開発したホテルですが、その名の通り建物の壁一面をアイビーが覆っています。建物は赤レンガ造りで、そこにアイビーの絡まった様はとても趣があり、中庭でのガーデンウエディングは素敵だろうと容易に想像できます。

そんな洋風なイメージがあるアイビーですが、決して西洋だけのものではなく、原産地は北アフリカ、ヨーロッパ、アジアなどに8種が分布し、日本にも自生している種類があります。今は品種改良されていますから、葉の色や模様、形、大きさや蔓の伸び方まで多様な品種があって、その数は実に数百種。みんな同じと思っていたら大間違い。日本にも100種類ほどあるそうです。

ヘデラ属の仲間で最も園芸に利用されている品種は「セイヨウキヅタ(H. helix)」で、この英名を「イングリッシュ アイビー(English ivy)」と言い、アイビーとかヘデラと言うと一般的にはこの品種を指すことが多いようです。その他、「キヅタH. rhombea」や「オカメヅタ(H. canariensis)」などが代表的です。

ところで、蔦というのは、例えば蔓(つる)のように、壁を伝う植物の様を表す共通した呼び方だと思っていたのですが、蔦という植物があるのだそうな。

蔦は学名をParthenocissusといい、ブドウ科ツタ属で、日本に生息していてよく壁に伝っているのが蔦なのだそうです。ツタ属の仲間の「ナツヅタP. tricuspidata」には、「ボストン アイビー(Boston ivy)」という英名が付いているように、ツタ属とヘデラ属は一見するとよく似ていて、ツタ属に○○アイビー、ヘデラ属に○○ヅタという別名が付いていて、何ともややこしい。ナツヅタをアイビーと呼んでも間違いではないのでしょうが、一般的にはただ蔦とだけ呼ぶ方が良いようです。

・・・まさか、アイビースクエアの壁を覆うのが蔦だった!なんてことは、・・・ないですよねぇ。

コメントを残す