花材:クルクマ・トルコキキョウ・アゲラタム・ナルコラン・キキョウラン
夏向きの涼しげな色合わせのお花ですね。
今週は、真ん中に3つあるピンクの花、「クルクマ」に注目してみました。
ピンクのかわいらしい花ですね~と思いましたが、私が花だと思ったピンクの部分は苞(ほう)と呼ばれるもので、花ではないのだそうです。
上の写真、苞の中にあるのが本当の花らしいのですが、目立たない・・・というか、およそ花らしくないですよね。花の寿命は1週間ほどだそうですが、ピンクの苞は1カ月以上も美しい色を持続するそうなので、花持ちが悪い夏にはありがたい花(苞)です。
ちなみに、クルクマは熱帯アジア原産のショウガ科 クルクマ(ウコン)属の球根植物、つまり生姜やウコンの仲間なのだそうです。クルクマには、ウコンのように球根を食用・薬用として利用するための種類が多いそうですが、花(苞)を観賞する目的で栽培されている種類もいくつかあるのだそうです。
でも、球根が目的に栽培されているウコンの花(苞)も、あらびっくり! 負けず劣らずとってもきれいですよ。
私たちのよく知るウコンは、学名:「クルクマ・ロンガ」と呼ばれる種類です。これは日本薬局方で生薬の一つに認定されています。昔から医療の黄色染料として使用され、虫除けの役目なども果たしてきました。また、殺菌作用があるため、食べ物の着色剤としても利用されています。カレー入れる黄色い粉がウコン(ターメリック)なのはよく知られていますよね。
日本では「クルクマ・ロンガ」「クルクマ・アロマチカ」「クルクマ・ゼドアリア」を合わせた3種類をウコンとして、それぞれ秋ウコン・春ウコン・紫ウコンと分類しているそうです。いずれも球根利用が目的に栽培されていますが、みんな花(苞)もきれいです。
ちなみに、この3種類のウコンの和名(別名)・中国名・英語名をご紹介しますと・・・
・・・なのだそうです。ややこしや~
ウコンを調べ始めると長くなりそうなので、また時間のある時に・・・。本日はここまでに致します。
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