花材:コプロスマ・アルストリメリア・モカラ・ケイトウ・ストック・コンパクタ
今週は枝物の「コプロスマ」に注目します。コプロスマは学名をCoprosmといい、アカネ科コプロスマ属の常緑低木です。 オーストラリアやニュージーランドに生息していて、その仲間は約90種類ほどありますが、多くはニュージーランド原産です。
日本ではあまり馴染みがないですが、生息地のオセアニアをはじめ、カリフォルニアなど、暖かい地方ではとてもポピュラーな植物で、刈込に強いので一般家庭の庭木や生垣に使われたり、公園などに利用されることも多いそうです。
コプロスマの原種は単色の緑の葉ですが、交配によって斑入りや縁取りのあるもの、秋になるとコーヒーのような光沢のある赤茶色に色が変わるものなど、葉の色や形を改良した新たな品種が次々と作られています。
春には花も咲くのですが、花はあまり目立たず、葉の方に特徴があるので、日本では観葉植物として栽培されています。ただ、寒さにはやや弱いので、暖地でないかぎり露地栽培には適しません。冬は室内に取り込めるよう鉢植えで育てるのが良いようです。
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